こんにちは、無糖(@mutohsan30)です。
今回は、2023年5月18日に国内販売が開始されたワイヤレスゲーミングマウス「BenQ ZOWIE EC3-CW」をレビューします。
こちらの記事では「EC3-CWの特徴」「開封 ~ 外観チェック」「実際の使用感」「メリット・デメリット」など、購入時の参考になりそうな情報をお伝えします。
EC3-CW 製品概要
基本スペック
製品名 | BenQ ZOWIE EC3-CW |
形状 | 左右非対称 右利き用 |
サイズ/重量 | 6.1~6.6 x 3.3~4.1 x 11.9 cm 76g |
DPI | 400 / 800 / 1600 / 3200 |
レポートレート | 125 / 500 / 1000 Hz |
接続方式 | USB2.0 / 3.0 有線 ワイヤレスモード |
センサー | PixArt 3370 |
ホイール | 24ステップ |
専用ソフトウェア | なし |
価格 | 21,800円 (2023/05/18 公式サイト確認) |
特徴・おすすめポイント
EC3-CWは「ZOWIE ECワイヤレスシリーズ」の中では、小型なSサイズに該当するモデルです。
左右非対称のエルゴノミクス形状かつ小型で日本人の手のサイズにフィットするように設計されているので【かぶせ持ち】【つかみ持ち】【つまみ持ち】といった様々な持ち方に対応できるポテンシャルを秘めています。
従来のワイヤレスマウスと同じように、小型のUSBレシーバーから接続することも可能ですが、EC-CWシリーズには「エンハンストワイヤレスレシーバー(充電ドック)」が付属しています。
こちらの充電ドックをマウスの近くに置くことで、周辺機器などによる通信干渉の可能性を軽減することができます。そのため、操作量が多いゲーム中でも安定したパフォーマンスを発揮しやすくなっています。
さらに、マウスの先端を重ねるだけで本体の充電ができます。離席時や就寝前などに重ねておくことで、常にフル充電に近い状態でワイヤレスマウスを使用することができます。ゲームの試合中に「うっかり充電忘れてたー!」といった不測の事態を回避しやすいです。
EC-CWシリーズは既存の有線モデルと同様、プラグアンドプレイ仕様です。余計なソフトウェアをインストールする必要がありません。
本体のボタンから全ての設定・保存ができますので、オフライン大会に持ち運ぶユーザーでも安心して使用することができます。
EC2-CWとの違い
左:EC2-CW 右:EC3-CW
↑同時発売された「EC2-CW」と比較してみました。
EC2-CWはひとつ上のMサイズです。EC3よりも縦4mm、高さ1mmほど大きく、マウス下側の横幅が1mmほど小さくなっています。
私は【つまみ持ち】なので小ぶりなEC3-CWの方が使いやすいのですが、【かぶせ持ち】などで手の平のフィット感を重視するユーザーはEC2-CWを選択している印象です。
EC3-CW 開封 ~ 本体チェック
パッケージ・付属品
マウス本体
本体色はマットな質感のブラックです。
左側面に「BenQの文字」本体の中央下に「ZOWIEロゴマーク」があります。既存のZOWIEゲーミングマウスと同様、余計な装飾がなくシンプルなデザインに仕上がっている印象です。
昔ながらのシンプルなデバイスが好みなユーザー、ピカピカ光るゲーミングデバイスが苦手なユーザーにもおすすめできます。
左右非対称エルゴノミクス形状です。ECシリーズの中でも一番コンパクトなSサイズモデルではありますが、とてもバランスの良い高さで掴みやすい形状をしています。
オーソドックスな【かぶせ持ち】は勿論のこと【つかみ持ち】【つまみ持ち】でも、良好な使用感が得られるようになっています。
マウス先端には、汎用性が高く使い勝手の良い「Type-C端子」があります。端子の近くにある赤い部分はワイヤレスレシーバーのアンテナです。
ホイールはゴム素材と適度な凹凸で回しやすいです。
一般的なゲーミングマウスに付いているホイール下のオプションボタンなどもなく、誤操作が起きにくいように工夫されています。
本体重量76gということで、それなりに軽くて持ちやすいです。
50gを下回るような超軽量ゲーミングマウスよりは重たいですが、個人的にはミドル~ハイセンシユーザーであれば、AIMを止めやすい70g前後のマウスが一番使いやすくて良いのではと思っています。
マウスの裏には「電源スイッチ」「DPI変更ボタン」「レポートレート変更ボタン」があります。
充電ドックに対応するため、マウスソールの形状が変わっています。有線版EC3-Cのマウスソールを使い回すことはできません。
付属の有線ケーブルは柔軟性・耐久性に優れたパラコードタイプです。
「マウス本体」「USB延長アダプター」「エンハンストワイヤレスレシーバー」の何れかに接続して使用します。
私はワイヤレスマウスの充電を忘れやすいタイプなので「エンハンストワイヤレスレシーバー」に接続して使っています。
マウス裏面のスイッチを右側に入れると「エンハンストワイヤレスレシーバー」のアンテナマークが点灯します。※左側のスイッチは小型USBレシーバー用です。
パソコン側で専用ソフトウェアやドライバーを入れる必要もなく、この状態ですぐにマウスを使用することができます。
↑充電モードにするとマウス本体のLEDが点灯します。(3本点灯で充電MAX)
マウスの先端だけを乗せるので本体が少しだけ傾くような形になりますが、問題なく充電することができます。
EC3-CWを使ってみた感想
執筆者「無糖」の個人的な使用感です。参考程度にお読み頂けますと幸いです。
持ちやすさ
▼執筆者「無糖」の手のサイズ
手長 | 手幅 | 手囲 |
18cm | 8.5cm | 20cm |
かぶせ持ち:手のサイズが小さめ~標準であれば、フィット感が良くて使いやすいです。手のサイズが大きくなるとフィット感が薄れていくと思いますので、好みに応じてEC1-CW(今後発売予定)またはEC2-CWを検討するのが良いでしょう。
つまみ持ち:左側面に適度なカーブがあるので親指のフィット感が素晴らしく、AIM切り替えし時などにマウスを持ち上げやすかったです。また、マウスの表面と手の平の間に適度な隙間が出来るので、上下のAIM調整も簡単に行うことができました。一番相性が良いと思います。
つかみ持ち:つまみ持ちほどではありませんが、マウスを掴んでの操作感も良好でした。サイズが合えば良い感じです。
有線版のEC3-Cと同様【かぶせ持ち】【つかみ持ち】【つまみ持ち】といった様々な持ち方で快適に使用することができました。
その中でも【つまみ持ち】が最も使いやすく、次いで【かぶせ持ち】【つかみ持ち】が同じぐらいの使いやすさといった印象です。
マウス感度による相性
振り向き | 基準 | 相性 |
~5cm | ウルトラハイセンシ | △ |
5cm ~ 10cm | スーパーハイセンシ | 〇 |
10cm ~ 15cm | ハイセンシ | ◎ |
15cm ~ 20cm | ミドルセンシ | ◎ |
20cm ~ 25cm | ローセンシ | △ |
30cm ~ | ウルトラローセンシ | △ |
重量76gというバランスの取れた重さです。個人的には、ミドル~ハイセンシのユーザーに最適だと思います。
ローセンシユーザーは腕を動かす範囲が広いので、50g前後の軽量マウスの方が腕への負担が少なくて良いでしょう。
ビルドクオリティ
安心と信頼のZOWIEクオリティです。
上下左右に強く振り回しても軋み・ガタつきなどが一切なく非常に安定しています。
マウスの操作量が多いFPSやその他アクションゲームを遊んでいても、まず不安定な挙動になることはないでしょう。
ボタン・ホイール
左右クリック:カチッと明確なクリック感があります。適度な反発もあるので押している感覚が指先に伝わりやすいです。
ホイール:24段階スクロールなのでスムーズに動作します。ゲーミングマウスとしては、平均的な動作音だと思います。普通に使いやすいです。
ホイールクリック:左右クリックと同様、カチッと明確なクリック感があります。多少しっかりと押し込む必要があるので、誤操作は起きにくいと思います。
サイドボタン:バランスの良いサイズ感で押しやすく、クリック感も良好です。サイドボタンの下にスペースがあるので、こちらも誤操作が起きる心配は少ないかと思います。
エンハンストワイヤレスレシーバー
マウスの先端を近づけるだけでピタッと張り付いて充電することができます。
かなり使いやすく電波も強化してくれるので重宝していますが、サイズが大きいので机の上のスペースがちょっと占領されます。
スタイリッシュなPC環境を求めているユーザーには不向きだと思います。
EC3-CW 設定方法
こちらの項目では、マウス本体の設定方法についてまとめています。
「説明書を紛失した。」「設定方法を忘れてしまった。」など、お困りの際にご活用頂ければと思います。
レポートレート・DPI変更
レポートレート:左側にあるボタンを1回押すと順番に切り替わります。125/500/1000の3段階で調整できます。
DPI:右側にあるボタンを1回押すとLEDカラーが変わります。カラーごとに以下のDPIが割り当てられています。
LEDカラー | DPI数値 |
レッド | 400 |
パープル | 800 |
ブルー | 1600 |
グリーン | 3200 |
クリック応答速度変更
マウスの電源をオフにした状態で、左右どちらからのサイドボタンを押しながら再起動すると応答速度を変更することができます。※有線の場合はUSBケーブルの抜き差しで対応します。
上を押しながら再起動:標準モード
下を押しながら再起動:高速モード
となっています。
LOD変更
クリック応答速度と同様にマウスの電源をオフにします。その後、ボタンとクリックを以下の組み合わせで押しながら再起動することで「リフトオフディスタンス」を変更することができます。
低 | サイドボタン下+左クリック |
中 | サイドボタン上+左クリック |
高 | サイドボタン下+左右クリック |
まとめ
- 様々な持ち方にフィットする万能デザイン
- マットでグリップ力のある質感
- 本体重量76gでミドルセンシに最適
- カチッと明確なクリック感
- 使いやすいサイドボタン
- 2種類の無線接続から選択可能
- 余計なソフトウェアが必要ない
- 便利すぎる充電ドック機能
- 本体重量76gはローセンシには不向き
- 大型レシーバーが場所をとる
- 値段が高い
今回は、2023年5月18日に国内販売が開始されたワイヤレスゲーミングマウス「BenQ ZOWIE EC3-CW」を紹介しました。
有線モデルの完成度の高さを継承しつつ、安定感抜群のワイヤレス接続が実装されて圧倒的にパワーアップしています!
ECシリーズをワイヤレスで使えるというだけでも最高ですが、通信強化とマウスの充電が行える「エンハンストワイヤレスレシーバー」が付属していることも嬉しいです。
値段が高いので万人向けのゲーミングマウスと言われると微妙ですが、有線のECシリーズを愛用しているユーザーにとって最適解と言えるアップグレード先だと思いますので、ぜひ購入を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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