こんにちは、無糖(@mutohsan30)です。
今回は、2023年11月16日(木)に国内販売が開始されたワイヤレスゲーミングマウス「Endgame Gear OP1we」をレビューします。
こちらの記事では「OP1weの特徴」「パッケージや本体デザインのチェック」「実際の使用感」「メリット・デメリット」など、購入時の参考になりそうな情報をお伝えします。
OP1we 基本スペック
製品名 | Endgame Gear OP1we |
形状 | 左右対称 右利き用 |
サイズ/重量 | 118.2 x 60.5 x 37.2 mm 約58.5g |
スイッチ | メイン:Kailh GO ミドル:Kailh GM 2.0 サイド:Kailh GM 2.0 |
センサー | PixArt 3370 |
CPI | 50 – 19000 |
レポートレート | 125/250/500/1000Hz |
接続方式 | USB2.0 有線 2.4GHzワイヤレスモード |
バッテリー容量 | 335mAh |
専用ソフトウェア | あり |
発売日 | 2023年11月16日 |
保証期間 | 購入から1年間有効 ※箱必須 |
開封 ~ 外観チェック
パッケージ、付属品
マウス本体
以前レビューした「XM2we」と同じく、ブラック・ホワイトの2色展開です。
ブラックモデルは黒一色ですが、ホワイトモデルはボタンやロゴがブラックになっているので、ツートーンでお洒落な雰囲気に仕上がっています。
XM2weでも十分すぎるほどスタイリッシュでしたが、本機は更にサイズダウンしてスタイリッシュさに磨きが掛かっています。
特に最後部の幅が66mmから60.5mmまでサイズダウンしているので、小さいマウスが好みのユーザーに最適化されている印象があります。
本体重量は58.5gと非常に軽く、軽い力でも簡単に持ち上げることができます。ローセンシからミドルセンシのユーザーに扱いやすい重量感だと思います。
マウス裏に「電源スイッチ」と「モード切替ボタン」が設置されており、デフォルトではスピード重視の小ぶりなマウスソールが貼り付けられています。
大サイズのマウスソールについては、別売りのオプション品として発売予定とのことです。(公式サイト参照)
前作よりも耐久性が向上した「Flex Cord 4.0ケーブル」が付属しています。
ケーブルの先端が上向きで固定されているため、プレイ中に電池が切れそうになった場面でも、快適に操作できる有線マウスとして使うことができます。
OP1weを使ってみた感想
執筆者「無糖」の個人的な使用感です。
すべてを鵜吞みにするのではなく、参考程度にお読みいただけますと幸いです。
持ちやすさ
▼執筆者「無糖」の手のサイズ
手長 | 手幅 | 手囲 |
18cm | 8.5cm | 20cm |
かぶせ持ち:かぶせ持ちは微妙です。薬指・小指のポジションで迷うことが多く、安定したマウス操作が難しくなります。手が小さいユーザーであればギリギリ使えなくもないとは思いますが、操作中の違和感が強いので、かぶせ持ちに最適なマウスを使った方が無難だと思います。
つまみ持ち:背が低いので相性は悪くないのですが、かぶせ持ちと同じく指のポジションで迷いやすいです。表面のコーティングが優秀なので、マウスを持ち上げるときも苦労しないと思います。最適解ではないけど相性が悪いこともなく・・・ それなりの使い心地といった感じです。
つかみ持ち:側面がフラットな形状なので、指の場所が固定されず、汎用性が高いポジショニングが可能です。公式からも「つかみ持ち特化」と言われているだけのことはあり、一番相性が良い持ち方です。注意点としては、マウス自体が小さいので、手のサイズが標準~大きいユーザーだとフィット感が物足りないことですね・・・ 手が大きい人は前作のXM2weを使った方が良いでしょう。
上記のことから本機は「手が小さい人向けのつかみ持ち専用マウス」という印象が強いですね!
マウス感度による相性
振り向き | 基準 | 相性 |
~5cm | ウルトラハイセンシ | × |
5cm ~ 10cm | スーパーハイセンシ | × |
10cm ~ 15cm | ハイセンシ | △ |
15cm ~ 20cm | ミドルセンシ | ◎ |
20cm ~ 25cm | ローセンシ | ◎ |
30cm ~ | ウルトラローセンシ | 〇 |
軽いマウスなのでローセンシと相性が良いです。
あまりにも軽すぎると使いにくいですが、58gは軽量マウスの中ではバランスの良い部類になるのでミドルセンシのユーザーでも違和感なく使うことができます。
デフォルトのソールがスピード重視ということもあり、ハイセンシになってくるとコントロールが難しくなってくると思います。
ビルドクオリティ
コンパクトで軽量なマウスではありますが、ビルドクオリティは全く問題ありません。
強く振ってもカラカラ言うことはありませんし、ボタンやホイールがグラつくこともなかったです。
とても安定した操作ができる1台に仕上がっています。
ボタン・ホイール
左右クリック:Kailh GO光学式スイッチが採用されているため、メカニカルのような独自のクリック感を実現しています。動作音が大きく、若干重めのクリック感なので好みは分かれると思いますが、正確な操作性を重視するユーザーと相性が良いと思います。逆に静音性や軽めのクリック感が好みのユーザーは合わない可能性があります。良くも悪くも競技ゲーマー向けに最適なクリック感と言えるでしょう。
ホイール:適度な凹凸があるゴム素材で回しやすいです。静音性が高く、中央クリック時の動作音もメインボタンより控え目で扱いやすいと思います。ビルドクオリティが優秀なので、ガタつきもなく非常に快適な操作感です。
サイドボタン:Kailh GM 2.0スイッチが採用されています。一般的なゲーミングマウスのサイドボタンよりも細いですが、特に触りにくいこともなく明確なクリック感で快適な押し心地を実現しています。メインボタンと同じく、そこそこ動作音が大きいので、まあ好みは分かれるかなーといった感じです。親指ポジションの空間が広めに確保されているので、操作中に引っ掛かるとかそういったことは一切なかったです。
LAMZU Atlantis Mini(Pro)と比べてみた結果・・・
レビューする前は「LAMZU Atlantis Mini」に似ているなーと思っていたのですが、実物を見ると「OP1we」の方が細身で小さくスタイリッシュなデザインに仕上がっていることが分かりました。
両機とも「つかみ持ち」に最適化されたマウスではありますが、手のサイズや微妙な持ち方の違いによって最適解が異なってくるかなーと思います!
LAMZUだけでなく、既存のつかみ持ち特化マウスには存在していない形状だと思いますので、新しい形状のマウスを使ってみたい人も試してみる価値があるでしょう。
OP1we 設定方法
公式サイトの専用ページからソフトウェアをダウンロードすることで本体の細かい設定が可能になります。本機を購入したら忘れずにインストールしましょう。
「電池残量の確認」「DPIプリセット」「ポーリングレート」「リフトオフディスタンス」など、グラフィカルで分かりやすいソフトウェアに仕上がっています。
英語が苦手な私でも問題なく使うことができました!
OP1we 別売りオプションパーツについて
■2024/02/18 追記
追加で発売されたOP1weの別売りオプションパーツを紹介します。
クリック感の変更、グリップ力向上、滑りの変化など、自分好みに細かくカスタマイズしたいユーザーに必須のオプションパーツとなっています!
スイッチパック
まずはクリック感を変えることができる「スイッチパック」を紹介します。
スイッチの交換って難しそうなイメージがありますが、付属ドライバーで簡単に交換することができます。
マウス後部の2本のネジを外して・・・
↑軽い力で持ち上げるとパカッと空きますので、少しだけ慎重に配線を外していきます。
本体の分離が完了したら、トップシェルの裏側にあるスイッチを外します。
これも左右2本ずつネジで固定されているだけなので、簡単に取り外すことができます。
スイッチ交換が完了したら、シェルを重ねて元に戻したら完成です!
スイッチ交換なので見た目の変化はないのですが、デフォルト状態よりも少しだけ軽いクリック感に換えることができます。
正直なところ、私はそこまで違いを体感できなかったのですが、普段からFPSをやり込んでいるプレイヤーなら違いが分かるかもしれません。
個人的にクリック感の変化よりもマウスのスイッチ交換という作業が楽しく、なかなか新鮮だったので今後も色々なバリエーションのスイッチを販売してくれたら嬉しいなーと思っています!
マウスグリップ
続けてマウスグリップです。
本体にピッタリのプレカット式なので、自分でカットする必要がなく簡単に貼り付けることができます!
今回はホワイトxホワイトなので、デザイン的にそこまで違和感もなく、自然な雰囲気でマウスに張り付けることができます。
メリハリのあるデザインに仕上げたいなら、ブラックを選択するのも良さそうです!
実際の使い心地ですが、文句無しにグリップ力が向上しますので、抜群のフィット感を目指したいユーザーは必須のオプションだと思います。
マウススケート
最後にマウスソールを紹介します!
「100%PTFE製(ミルキーホワイト)」「99.5%PTFE製(ホワイト)」の2種類から選ぶことができます。
前者は滑り特化、後者は安定感重視のマウスソールになっているので、ユーザーの好みに合わせて最適な選択をすることができます。
ソール選択の自由度を上げるために、大・小・センサー用のソールが付属しています。
小スケートを使うと硬めのマウスパッドでコントロールしやすく、大スケートにすると柔らかいマウスパッドで程良い操作感になるなど、自分の環境に合わせて選べるのがいいですね!
私は柔らかい布製マウスパッドを使うことが多く、大判マウスソールを選択しました。
デフォルトソールよりも滑らかな滑りになったので、細かいAIMコントロールができるようになりました。
マウスソールひとつで操作感が大きく変わりますので、滑りが合わないなーと思ったら、こちらのオプションパーツで交換してみることをおすすめします!
まとめ
- つかみ持ちに最適な形状
- 圧倒的に正確な操作ができる光学式スイッチ
- 2.4GHz高速ワイヤレス接続
- 優秀な表面コーティング
- スピード重視のマウスソール
- 安定感抜群の3370センサー
- 耐久性がアップした専用USBケーブル
- 本体重量58.5gでローセンシに最適
- 直観的に操作しやすい専用ソフトウェア
- 手が大きいユーザーだと使いにくい
- 良くも悪くも「つかみ持ち専用」
- クリック音が大きい
今回は、2023年11月16日(木)に国内販売が開始されたワイヤレスゲーミングマウス「Endgame Gear OP1we」をレビューしました。
「独自形状のつかみ持ち特化マウス」「軽量設計でローセンシとの相性が良い」「安定感抜群のワイヤレス接続」など、ターゲットが明確なゲーミングマウスに仕上がっています。
どちらかと言えば尖った印象が強いゲーミングマウスなので、万人向けではありませんが… 独自の形状がピッタリとハマるという人もいると思いますので、FPSゲーマーなら一度は試してみてほしいです。
クリック音が大きいので静音マウスが好きなユーザーには不向きだと思いますが、正確性が求められるFPSゲームとの相性は最高クラスです。
普段使いには別のマウスを用意してゲーム専用として買ってみるのも全然ありだと思いますので、ぜひ購入を検討してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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